目と目を合わせてからはじめましょう
「お祖父様亡くなって何年かしら? あの時は、咲夜ちゃんお落ち込む姿に本当に心配したのよ」
「うん。すごく悲しかった」
「咲夜ちゃんには、お祖父様が亡くなった悲しみの方が強く残ってしまったのよね」
「もう、会えないと思うと、寂しくて仕方ないわ」
「そうよね。でもね、年寄りが先に逝くのは自然の事で、その流れが幸せなことでもあるのよ。お祖父様、本当に咲夜ちゃんのこと、可愛がっていたもの。よく、一緒に遊んで、駆け回る咲夜ちゃんの後ばかり追ってたわ。確かに姿は無くなってしまったけど、咲夜ちゃんの感情として残っているんじゃない?」
「感情…… ああ、そうか。私、ずっと、亡くなってしまった時の恐怖の方が強く残ってしまっていて、幸せだった感情が薄れてしまったのかも。今になって、いろんな事思い出すの。大切にしてもらった想いが残っているから、今の私がいるのよね」
居なくなってしまった事ばかに囚われて、可愛がってもらった大切な時間までも辛い思い出にしてしまっていた。だから、大切な人を失うくらいなら、大切な人は増やさない方がいいとさえ思ってしまったのだ。
「そうよ。私達も、それをもっと早く伝えてあげるべきだったわ。この遺影の写真も、咲夜ちゃんと遊んでいる時のものよ」
「そうだったの? こんな大爆笑の遺影、見たことないと思っていたけど」
「一番幸せそうな顔だったから遺影にしたのよ」
すると、一台の黒い車が、お寺の前に止まった。
「うん。すごく悲しかった」
「咲夜ちゃんには、お祖父様が亡くなった悲しみの方が強く残ってしまったのよね」
「もう、会えないと思うと、寂しくて仕方ないわ」
「そうよね。でもね、年寄りが先に逝くのは自然の事で、その流れが幸せなことでもあるのよ。お祖父様、本当に咲夜ちゃんのこと、可愛がっていたもの。よく、一緒に遊んで、駆け回る咲夜ちゃんの後ばかり追ってたわ。確かに姿は無くなってしまったけど、咲夜ちゃんの感情として残っているんじゃない?」
「感情…… ああ、そうか。私、ずっと、亡くなってしまった時の恐怖の方が強く残ってしまっていて、幸せだった感情が薄れてしまったのかも。今になって、いろんな事思い出すの。大切にしてもらった想いが残っているから、今の私がいるのよね」
居なくなってしまった事ばかに囚われて、可愛がってもらった大切な時間までも辛い思い出にしてしまっていた。だから、大切な人を失うくらいなら、大切な人は増やさない方がいいとさえ思ってしまったのだ。
「そうよ。私達も、それをもっと早く伝えてあげるべきだったわ。この遺影の写真も、咲夜ちゃんと遊んでいる時のものよ」
「そうだったの? こんな大爆笑の遺影、見たことないと思っていたけど」
「一番幸せそうな顔だったから遺影にしたのよ」
すると、一台の黒い車が、お寺の前に止まった。