目と目を合わせてからはじめましょう
部屋に戻り水着に着替えると、ラッシュガードを羽織ってプールへと向かった。
「おい」
突然、ひくい声に呼び止められた。
「なんですか?」
顔を見なくても、雨宮だとわかってしまう。
しかし、こんなところに来るなんて、しつこくじーちゃんに付いていくように言われたのだろうか?
「なあ、ちょっと話さないか?」
「話すことなんて……」
「いいから」
雨宮が、私の手を掴んだ。プールに出る前のソファーに座らされた。
「おかしいんだよ?」
「何がですか?」
「今夜の食事だ」
「至って普通の沖縄料理でしたけど」
「そうだよな。でも、俺の食事は、ブランデーの香りがした」
「ええ!! まさか食べたんじゃ!」
「食うわけないだろ」
「でも、どうして? そういう料理なの? 沖縄料理っぽくないけど」
私が言うと、雨宮は小さくため息をついた。
「そんな訳ないだろ。誰かが、俺を眠らせたい理由でもあるんだろ?」
「誰が?」
「あんたの家族だ」
「はあ?」
「あんたの、弟が、俺の料理にブラデーかけてるのが見えた」
「何やってんだろ? あのバカ」
「なあ。これは罠じゃないのか?」
「何の?」
「俺たちを、なんていうか、ひっつけるっていうのか……?」
雨宮が言葉を濁らせるように言った。
「あああーーー!!」
頭の中に、パパとママのお見合いエピソードが浮かび上がった。
もしかして!
「おい」
突然、ひくい声に呼び止められた。
「なんですか?」
顔を見なくても、雨宮だとわかってしまう。
しかし、こんなところに来るなんて、しつこくじーちゃんに付いていくように言われたのだろうか?
「なあ、ちょっと話さないか?」
「話すことなんて……」
「いいから」
雨宮が、私の手を掴んだ。プールに出る前のソファーに座らされた。
「おかしいんだよ?」
「何がですか?」
「今夜の食事だ」
「至って普通の沖縄料理でしたけど」
「そうだよな。でも、俺の食事は、ブランデーの香りがした」
「ええ!! まさか食べたんじゃ!」
「食うわけないだろ」
「でも、どうして? そういう料理なの? 沖縄料理っぽくないけど」
私が言うと、雨宮は小さくため息をついた。
「そんな訳ないだろ。誰かが、俺を眠らせたい理由でもあるんだろ?」
「誰が?」
「あんたの家族だ」
「はあ?」
「あんたの、弟が、俺の料理にブラデーかけてるのが見えた」
「何やってんだろ? あのバカ」
「なあ。これは罠じゃないのか?」
「何の?」
「俺たちを、なんていうか、ひっつけるっていうのか……?」
雨宮が言葉を濁らせるように言った。
「あああーーー!!」
頭の中に、パパとママのお見合いエピソードが浮かび上がった。
もしかして!