目と目を合わせてからはじめましょう
プールサイドに辿り着くと、先にプールを上がった雨宮が引き上げてくれた。
「何か飲むか?」
「うん」
肩にふわりと何かがかかった。大きなビーチタオルだ。
「しっかり拭かないと風邪ひく」
「あ、ありがとうございます。あなたのタオルは?」
「大丈夫だ、もらってくる」
雨宮が、プールの入り口のカウンターへと向かった。
「ねえ見て、あの人カッコよくない?」
「私も思った。体格いいし、なんか色っぽよね」
ビーチチェアに座っていた、若い女の子達の声が聞こえてきた。
雨宮は、一般的に見てカッコいいんだ? なんだか複雑な気分だ。
タオルを肩にかけた、雨宮が戻ってきた。
「彼女とお揃いの水着だね。羨ましい」
彼女達の声が聞こえてきた。そっか、お揃いの水着だった。普通に見たら、恋人同士に見えるよね。雨宮にも聞こえたのだろうか? いやな気分になっていなきゃいいけど……
バーカウンターに並んで座り、私はカクテル、雨宮はジンジャエールを頼んだ。
「お酒は飲まないんですか? もう、仕事じゃなくなったんでしょ」
「ああ。基本的には飲まない。休みの日に少し飲む程度だ。あんたは、酒が好きなようだな」
「まあ、見ての通り飲む家系ですからね」
「そうみたいだな。でも、楽しそうで悪い酒じゃない」
「皆が揃うのは、年に一回くらいですけど。仲良いんですよ」
「仲良すぎて、悪巧みにも熱が入るんだな」
「はあ、困ったものです。ご迷惑おかけしました」
私はぺこりと頭を下げた。
「いや、俺は別に…… ラッキーというか……」
雨宮はしまったと言うような顔をして、ジンジャエールをグーッと飲んだ。
「ラッキー? 今、何を思い出しました?」
私は両手で胸を隠すと雨宮をジロリと睨んだ。
「いや、何も…… 思い出してない」
雨宮は、片手で両目を押さえた。
「何か飲むか?」
「うん」
肩にふわりと何かがかかった。大きなビーチタオルだ。
「しっかり拭かないと風邪ひく」
「あ、ありがとうございます。あなたのタオルは?」
「大丈夫だ、もらってくる」
雨宮が、プールの入り口のカウンターへと向かった。
「ねえ見て、あの人カッコよくない?」
「私も思った。体格いいし、なんか色っぽよね」
ビーチチェアに座っていた、若い女の子達の声が聞こえてきた。
雨宮は、一般的に見てカッコいいんだ? なんだか複雑な気分だ。
タオルを肩にかけた、雨宮が戻ってきた。
「彼女とお揃いの水着だね。羨ましい」
彼女達の声が聞こえてきた。そっか、お揃いの水着だった。普通に見たら、恋人同士に見えるよね。雨宮にも聞こえたのだろうか? いやな気分になっていなきゃいいけど……
バーカウンターに並んで座り、私はカクテル、雨宮はジンジャエールを頼んだ。
「お酒は飲まないんですか? もう、仕事じゃなくなったんでしょ」
「ああ。基本的には飲まない。休みの日に少し飲む程度だ。あんたは、酒が好きなようだな」
「まあ、見ての通り飲む家系ですからね」
「そうみたいだな。でも、楽しそうで悪い酒じゃない」
「皆が揃うのは、年に一回くらいですけど。仲良いんですよ」
「仲良すぎて、悪巧みにも熱が入るんだな」
「はあ、困ったものです。ご迷惑おかけしました」
私はぺこりと頭を下げた。
「いや、俺は別に…… ラッキーというか……」
雨宮はしまったと言うような顔をして、ジンジャエールをグーッと飲んだ。
「ラッキー? 今、何を思い出しました?」
私は両手で胸を隠すと雨宮をジロリと睨んだ。
「いや、何も…… 思い出してない」
雨宮は、片手で両目を押さえた。