愛のない政略結婚で離婚したはずですが、子供ができた途端溺愛モードで元旦那が迫ってくるんですがなんででしょう?
私の目をレンズ越しに見つめ、その気なのか彼が顎を持ち上げてくる。
妖艶に光る目が私を見ていて、頭の中ではまとまらない考えがぐるぐると回った。
「よ、よくない!」
いっぱいいっぱいになった私は、反射的に宣利さんを突き飛ばしていた。
「残念」
全然そんな様子などなく、彼が歩くように促してくる。
本当にこの人はたちが悪い。
顔がいいとちょっとしたことでもいろいろヤバいんだと自覚してほしい。
そろそろ行こうと車に戻り、宣利さんが次に向かったのは櫻坂にあるブティックだった。
「えっと……」
真剣に私の服を選んでいる彼を困惑気味に見る。
「服。
汚れちゃったから代わりを買わないとだろ」
なんとなくお店の壁向こうへ視線を送っていた。
ここから私たちが住んでいる住宅街は目と鼻の先だ。
「一旦、戻って着替えればいいのでは……?」
「却下だ」
振り向きもせずそう言われたらなにも返せなくなる。
「僕のせいで花琳の服を汚してしまったからな。
お詫びに買うのは当たり前だろ?」
「え、いいですよ、そんな!」
妖艶に光る目が私を見ていて、頭の中ではまとまらない考えがぐるぐると回った。
「よ、よくない!」
いっぱいいっぱいになった私は、反射的に宣利さんを突き飛ばしていた。
「残念」
全然そんな様子などなく、彼が歩くように促してくる。
本当にこの人はたちが悪い。
顔がいいとちょっとしたことでもいろいろヤバいんだと自覚してほしい。
そろそろ行こうと車に戻り、宣利さんが次に向かったのは櫻坂にあるブティックだった。
「えっと……」
真剣に私の服を選んでいる彼を困惑気味に見る。
「服。
汚れちゃったから代わりを買わないとだろ」
なんとなくお店の壁向こうへ視線を送っていた。
ここから私たちが住んでいる住宅街は目と鼻の先だ。
「一旦、戻って着替えればいいのでは……?」
「却下だ」
振り向きもせずそう言われたらなにも返せなくなる。
「僕のせいで花琳の服を汚してしまったからな。
お詫びに買うのは当たり前だろ?」
「え、いいですよ、そんな!」