愛のない政略結婚で離婚したはずですが、子供ができた途端溺愛モードで元旦那が迫ってくるんですがなんででしょう?
それは今までで一番、幸せそうだった。
そっと彼の手が私の頬に触れ、唇が重なる。
淋しいこの人を幸せにできて嬉しい。
これからは子供と三人で、もっともっと、幸せになるんだ――。
その後。
典子さんの旦那さんが浮気をしており、しかもその女性に貢ぐために会社のお金まで使い込んでいたのが発覚。
マスコミ報道されるほどの夫婦喧嘩へと発展した。
さらに当然ながら祖父からも私の件で烈火のごとくお叱りを受けており、半ば一族から追い出された。
宣利さんは〝ちょっとくらいの嫌がらせ〟と言っていたが、これがちょっと?
でも、本当にやろうとしていたことからしたら、ちょっとなのかもしれない……。
不運に見舞われた結婚式から、二年が経った。
子供――琳汰朗はかなりの早産だったのでその後の発育が心配だったが、問題なく大きくなり無事に二歳になる。
尽力くださったドクターや看護師さんたちには頭が下がる思いだ。
しかし、どうしても子供の名前に私の字を入れたかったって、宣利さんの愛が重い。
でも、好きなんだけれど。
「かーりん」
準備を済ませたところで宣利さんが控え室に顔を出す。
そっと彼の手が私の頬に触れ、唇が重なる。
淋しいこの人を幸せにできて嬉しい。
これからは子供と三人で、もっともっと、幸せになるんだ――。
その後。
典子さんの旦那さんが浮気をしており、しかもその女性に貢ぐために会社のお金まで使い込んでいたのが発覚。
マスコミ報道されるほどの夫婦喧嘩へと発展した。
さらに当然ながら祖父からも私の件で烈火のごとくお叱りを受けており、半ば一族から追い出された。
宣利さんは〝ちょっとくらいの嫌がらせ〟と言っていたが、これがちょっと?
でも、本当にやろうとしていたことからしたら、ちょっとなのかもしれない……。
不運に見舞われた結婚式から、二年が経った。
子供――琳汰朗はかなりの早産だったのでその後の発育が心配だったが、問題なく大きくなり無事に二歳になる。
尽力くださったドクターや看護師さんたちには頭が下がる思いだ。
しかし、どうしても子供の名前に私の字を入れたかったって、宣利さんの愛が重い。
でも、好きなんだけれど。
「かーりん」
準備を済ませたところで宣利さんが控え室に顔を出す。