腹黒王子様の溺愛が規格外。
「しばらくはそこにいるんだな」

「お兄ちゃんどうしてそんなにひどくなっちゃったの……!!」

「俺は元々こうだったよ」

「そんなんじゃなかった……!!」


大声でそう言う。すると、お母さんに聞こえてしまったのかドタドタと足音が聞こえて来た。

やばい、怒られるっ……。


「桜!!アンタねぇ私の大事な息子に怒鳴りつけてるんじゃないわよ!!許さないんだから」


お母さん……千紗さんにとって、お兄ちゃんと陽菜ちゃんだけは宝物。私なんか邪魔者でしかない。


こうやって怒鳴りつけて……消えちゃえばいいとか、思ってるんでしょ……?


学園にいる時だけが私の幸せ。


それ以外は、ずっと地獄だった。


小学生の頃から、ずーっと。


窓もない部屋で1人ポツリ、座り込んだ。


絶望の涙を流しながら、もう全てを諦めるしかない。


最近体重が減ってきた。ご飯の回数を減らされているからだ。



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