腹黒王子様の溺愛が規格外。
「おい、帰れよ。見てわかんないのか?今俺は——」

「うわ、このメイドすっごい美人だな。お前まさか浮気してんのか?婚約者いたよな?」


メイド……?も、もしかしてメイド服着てたから勘違いされてる……!?


「う、浮気なんかじゃ……!」

「まさか愛人?女嫌いって聞いてたのにやっぱ腹黒だったんだなー」

「だから……。っ、佐々木、俺がどうにかするから今日はもうあがっていいぞ、お前も用事があるんだろ」

「かしこまりました」


軽くお辞儀して佐々木さんは行ってしまった。

お前も用事がある……?そういえば近藤さんも今日は早く帰っちゃったけど、何かあるのだろうか。


「メイドさん、お名前は?」

「え、えっと……」

「この子に近づくな、殺すぞ」

「うわ怖……ってかぞっこんじゃん、まじ怖い」


ドン引きしている柳木さん。

確かに変な誤解してるんだからそりゃドン引きしちゃうよね……。


「それよりいい匂いするけど……あ!ハンバーグじゃん!メイドさんが作ったの?」

「こ、これは蓮くんと私が……」

「蓮くん?何その言い方、メイドなのに変なのー。あはは」


自由奔放な方だなぁ……。

蓮くんも大きなため息をついて、飽き飽きしていた。

< 112 / 166 >

この作品をシェア

pagetop