腹黒王子様の溺愛が規格外。
「ねぇ、お腹空いてるし俺にもちょうだい?」

「これは俺と桜のもんだからあげねぇよ」

「ちぇ」

「あっ、でも少し多めに作っちゃったし、私はいいですよ……?」

「本当!?ありがと桜さんー!浮気してることは言わないであげるからね〜」

「えっ……!?」


だ、だから浮気じゃないって……!

それと……蓮くんが私の名前を言ったのに婚約者だと気づいていないと言うことは、あくまで婚約したという発表だけしてたってことなのかな。


「じゃあ早速頂こうかな。リビングで待ってるね〜」

「おい……!ごめん、桜……」


行ってしまった柳木さんと、とてもしょんぼりしている蓮くん。


「そ、そんなに落ち込まないで……?私は大丈夫だから」

「僕は嫌だよ、桜と2人っきりで食べたかった」

「じゃあ、今度はデザート作ろう?その時は2人で食べよう、ねっ?」

「……うん、わかった」


私をぎゅっと抱きしめて、蓮くんは納得してくれた。

正直私も2人でゆっくり食べたかったけれど……仕方がないよね。
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