腹黒王子様の溺愛が規格外。
お腹いっぱい食べれないことばっかりだったからつい分け与えたくなっちゃって……。


「蓮くんも疲れただろうし、私が料理運ぶから休んでていいよ?」

「ううん、僕より桜の方がやること多かったし僕が運よ」


確かに結構疲れてしまったからやってくれるととても助かる……。


「じゃあ頼んでもいいかな?」

「うん、桜は休んでて」

「ありがとう……」


本当に蓮くんはどこまでも優しいな。

ありがたくお言葉に甘えさせてもらうことにして、ダイニングルームに向かうことにした。

そういえば……柳木さん、リビングに行くって言ってたけど……部屋間違えてないかな?

一応確認するべく、すぐそばのリビングに入った。


そこには案の定柳木さんがいる。


「あの、柳木さん食べる部屋はあっちですよ」

「え?そうなの?」

「はい、案内します」

「……ねぇ、君」

「はい……?」


ぐいっと腕を引かれる。


「本当綺麗な顔してるね」


腰に手を回されて、顔と顔の距離がものすごく縮まった。


「っ……」


蓮くんにされたら嫌じゃないのに……なんだか嫌悪感を示してしまった。


バッとそっぽ向けば、さらに興味を持ったようにまた顔を近づけてきた柳木さん。


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