腹黒王子様の溺愛が規格外。
「2人で食べれそうだし、食べに行こっか?」


蓮くんがずっとしょんぼりしているものだから、自分からそう提案した。


「うん」


大きな手を握ってそっと引きながら、ダイニングルームへと向かっていった。

その後美味しく夕食を済ませて、幸せな時間を過ごした。



そして次の日……。


また、インターホンが鳴ってお客さんがやってきたのだ。

それも朝7時に。近藤さんも佐々木さんも忙しそうにしていて、蓮くんもまだすやすや寝ていたので、どうにか腕を解いて玄関へと向かう。


重たい扉を開けるとそこには、すらっと背の高い人が立っていた。


「三上さん……?」

「さ、桜ちゃん?」

「えっと御用は……」

「お、お見舞い。これお菓子だよ」


ぐっと腕を前に伸ばして、押し付けるようにお菓子をもらう。


「あ、ありがとうございます……?でも、蓮くんも私も体調いいですよ?」

「え?そうなの?」

「はい、わけあって学校休んでて……」

「そうだったんだ、全然気づかなかったよ……」


顔を真っ赤にして、頭をかきながら目を逸らす三上さん。


私、なんか恥ずかしいこと言ったかな……?


「蓮は?」

「今寝てます」

「蓮が寝てる……?すごいなそれ」

「えへへ、私と寝ると一緒に寝れるって言ってくれて……」


はっ……つい嬉しくて自慢してしまった……。


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