腹黒王子様の溺愛が規格外。
「桜……!!びっくりしたよ、僕に渡して来た書類の中にまさかラブレターが入っているなんて……!」

「……ふぇっ?、ら、ラブレター!?」

「内容は桜からのものだったよ、ずっと前に一目惚れしたって……桜?」

「そ、そんなの、書いてないですっ……!!」


そう否定して見せられた手紙。字もそっくりそのまま、私のものだった。

でも……。


「私が一目惚れしたのは今日ですから!!」


つい……そんなことを言ってしまった。

その瞬間、一条さんが固まる。


「あっ……ちがっ……」

「じゃあ付き合う?」

「えっ?」

「僕桜が相手ならいいよ」

「んなっ……!いやいやっ……でも……」


私はあくまで一目惚れ……この人の綺麗さに、ついつい見惚れてしまっただけ。

内面なんて知らないし、ときめくのもきっと何かの間違い。


「つい言っちゃっただけだし、本当かわからないです……」

「そっか、じゃあこれから試そう」

「へ?」


手を握られて、口元に持っていきちゅっとキスを落とされた。


「君がほんとに僕のこと……好きなのか」

「んなっ……!!」


この不適な笑みも、素敵に見えてしまって。

私、今まで恋なんかしたことなかったのに……これは、本当かもしれない。


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