一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
「サプライズねぇ、、」

ヒカリも何かしたら喜ぶかな?
ネックレスは馬鹿みたいに喜んでたよな。

「なんだ?恋煩いか?塁」
仁がニヤニヤしながら俺を見る。

「なんでもねーよ」
ったく。うるせーな。コイツは。

「陽平。麗はともかく、涼太君の栄麻ちゃんもだけどさ。
お前の菜由ちゃん、あんなべっぴんで心配にならないか?」

俺はヒカリが心配でならねぇ。
フラっとどこかに飛んで行ってしまいそうで。


「なる。結婚しても。心配だわ。
自覚ねーんだよ。アイツ。
会社では、いまだに
"高嶺の花"って呼ばれてる」

「麗と同じタイプだな」

「麗ちゃんも、無自覚タイプか?」
陽平は俺に聞く。

「ああ。純平と会うまで、俺がなんとか牽制してたくらいだからな。」
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