一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ

ハッとする。


それは大変だ。

何で今まで気付かなかったんだ！？

俺はバカなのか！？

盲点だった！！

俺に何かあったら、ヒカリを一生守ってやれない！！

早くヒカリと結婚しないと！！


馬鹿な俺は、いろいろすっ飛ばしてる事に全然気付かず、次の日には婚約指輪も、結婚指輪も買って、なんと、車と家まで買った。

家は、あのレジデンスだ。
ここはむしろ、純平達に教える前からもともと住みたくて空けておいた。

俺が設計したレジデンス。

四階の角部屋。
1人で住んでも広すぎるしと思ってとりあえず保留にしておいたのだ。

俺はここに、ヒカリと住む。

車は、ずっと社用車だったからせっかくならと思って、ランドローバーのブラックのディフェンダーを買った。