一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
「んー、、、、」

朝、塁が私を撫でる手で目が覚めた。

「おはよう。ヒカリ」

「ふふふ。おはよう。塁」

「ヒカリ。お前本当にかわいいよな」

塁は朝から甘い顔で、囁く。
愛おしそうに、私を見つめて。

今まで、やっぱり口にしなかっただけなんだ。

塁も、私の事を少なからず思ってるとは気づいてたけど、こんなに素直に気持ちを表現する人だったのね。

急に甘い言葉を言われて恥ずかしくなる。

「なんか、恥ずかしいよ」

「本当の事を言ってるだけ。俺はずっと思ってた」

そう言って、朝の低い声で囁く。
カッコよすぎ。

「塁。ずっと昔からっていつから?」

気になっていた事を聞く。

「、、、、、。
ヒカリ。
言いたいんだけど、言いたくないんだ。
自分でも、もうよくわからない。
これを聞いたら、俺を嫌いになるかも」

塁は目元を自分の腕で隠した。

「言って」

聞きたい。全部。

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