一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
塁、お先にごめんねー

と心で断って、ディフちゃんに乗り込む。


でっか!車高たかっ!

てか、運転自体久しぶりだし、外車は初めてだ。

ドキドキしながらエンジンをかける。

うわ!!すごっ!!

そして、私は大急ぎで車を出した。

ひゃー!めっちゃ進むー!!
ヤバい!!スピード出過ぎる!!
た、楽しい!!

楽しんでる場合じゃない!!
早くしないと!!

そうして、見慣れた純平さんの車の隣りに急いで駐車した。

どうにか間に合って!
私はもう、それしか頭になかった。

夜間受付に声をかけ、ドタドタと麗のいる部屋まで走る。

間に合った!!

麗は、顔を歪ませながらも、なんとか頑張って痛みに耐えていた。

塁は、何を思ったのか麗ではなく、私の身体の心配をしている。

麗も何でヒカリ!?と突っ込んだ。

おい!!このシスコン!!
今こそ本領発揮しなさいよ!
今は麗でしょうが!!

私はそう思って、ギロっと塁を睨む。

純平さんは、私達が何をしていたのか気付いたらしく、肩を揺らして笑いを堪えている。


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