望まれない花嫁に愛満ちる初恋婚~財閥御曹司は想い続けた令嬢をもう離さない~
予想外の言葉に、美紅は思わず目を見開いた。
(史輝さんは、断りに来たんじゃなかったの?)
伯父も美紅と同様に戸惑いをみせた。
「ま、待ってくれ。いくら何でも急すぎるよ。それに、この縁談はもう一度検討し直した方がいいんじゃないかな?」
「なぜ? 検討する必要などないと思いますが」
伯父の反応が不快だったのか、史輝は僅かに眉を顰めた。
「いや、しかし……」
伯父はしどろもどろになっている。伯父の隣でやり取りを見ていた令華が、はあと溜息を吐いた。
「史輝、美紅はあなたの花嫁になるには力不足です。釣り合いが取れない夫婦では幸せになれませんよ。今からでも考え直すべきです」
さすがに伯母は堂々としたものだった。史輝も伯母に対しては強く出ることができないのか、表情を変えずに頷いた。
「ご忠告は有難く頂きますが、決定を変える気はありません。これは父も認めている縁談です。明日彼女を送り出してください」
「……それなら仕方ありませんね。兄はなぜ認めたのかしら? まあ、この話は兄とすることにしましょう」
現在の本家当主の名前が出て来てしまうと、伯母でも引き下がるしかないのだろう。
(史輝さんは、断りに来たんじゃなかったの?)
伯父も美紅と同様に戸惑いをみせた。
「ま、待ってくれ。いくら何でも急すぎるよ。それに、この縁談はもう一度検討し直した方がいいんじゃないかな?」
「なぜ? 検討する必要などないと思いますが」
伯父の反応が不快だったのか、史輝は僅かに眉を顰めた。
「いや、しかし……」
伯父はしどろもどろになっている。伯父の隣でやり取りを見ていた令華が、はあと溜息を吐いた。
「史輝、美紅はあなたの花嫁になるには力不足です。釣り合いが取れない夫婦では幸せになれませんよ。今からでも考え直すべきです」
さすがに伯母は堂々としたものだった。史輝も伯母に対しては強く出ることができないのか、表情を変えずに頷いた。
「ご忠告は有難く頂きますが、決定を変える気はありません。これは父も認めている縁談です。明日彼女を送り出してください」
「……それなら仕方ありませんね。兄はなぜ認めたのかしら? まあ、この話は兄とすることにしましょう」
現在の本家当主の名前が出て来てしまうと、伯母でも引き下がるしかないのだろう。