君のブレスが切れるまで外伝―on a rainyday remember love―
私がそう言っても中々折れなかった総一朗だったが、押し問答を続けている内にようやく諦めてくれる。
ここで待っててください、と告げられると止まる場所を探すために、車は私の元から離れていった。
「面倒をかけてごめんなさい」
待っているとは言ったが、ここで待っているとは言っていない。待っててくださいと言われて、頷いた覚えもない。だから、嘘を言ってはない。
子どもの浅知恵ではあるが、私はその場所から離れる。見つかるのは時間の問題だけど、その間に事を済ませればいい。
「はぁ……はぁ……」
ここで待っててください、と告げられると止まる場所を探すために、車は私の元から離れていった。
「面倒をかけてごめんなさい」
待っているとは言ったが、ここで待っているとは言っていない。待っててくださいと言われて、頷いた覚えもない。だから、嘘を言ってはない。
子どもの浅知恵ではあるが、私はその場所から離れる。見つかるのは時間の問題だけど、その間に事を済ませればいい。
「はぁ……はぁ……」