契約結婚、またの名を執愛~身も心も愛し尽くされました~
眼尻に朱を刷いた彼が凄絶な色香を滲ませ、濡れた息を吐く。
赤い舌が蠢いて、一層東雲を艶めいて見せた。
髪を掻き上げる仕草も、上下する喉仏からも、色気が駄々洩れている。
こと性的なことに関して赤子同然の希実は、ひとたまりもなかった。
「……っ」
吸い込む空気が婀娜っぽい。
何も言えずにいる間に、最後の砦であるショーツが希実の脚から取り払われた。
彼も生まれたままの姿になり、互いに一糸まとわぬ状態で肌を重ねる。
しっとりと交わる体温が気持ちいい。いっそ境目がなくなればいいと思った。
「愛している」
開かれた内腿にも口づけられ、羞恥と喜悦の天秤がグラグラ揺れた。
愛でられ、蕩ける己の身体が愛しく感じられる。
大事な人が宝物のように自分を扱ってくれると、自身の価値が上がるように思えるから不思議だ。
赤い舌が蠢いて、一層東雲を艶めいて見せた。
髪を掻き上げる仕草も、上下する喉仏からも、色気が駄々洩れている。
こと性的なことに関して赤子同然の希実は、ひとたまりもなかった。
「……っ」
吸い込む空気が婀娜っぽい。
何も言えずにいる間に、最後の砦であるショーツが希実の脚から取り払われた。
彼も生まれたままの姿になり、互いに一糸まとわぬ状態で肌を重ねる。
しっとりと交わる体温が気持ちいい。いっそ境目がなくなればいいと思った。
「愛している」
開かれた内腿にも口づけられ、羞恥と喜悦の天秤がグラグラ揺れた。
愛でられ、蕩ける己の身体が愛しく感じられる。
大事な人が宝物のように自分を扱ってくれると、自身の価値が上がるように思えるから不思議だ。