塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件

[ひなた、そろそろ夕飯の支度だ。ぼんやりして鍋を焦がすなよ]

「なんだこれ」

 たすくがTABOTを手に取る。会話機能をオフにしないとヤバい。たすくがモデルとバレたら死んで詫びるしかない。

「わーっ!! ちょまっ!!」
「お前、会話できるのか?」

 ひなたの制止も止めず、たすくはTABOTに話しかけた。

[あー? あたりめぇじゃん。俺様を誰だと思ってんだよ]
「口、悪くねーかこいつ」

 口の悪い人間とロボットが会話をしている。

[こいつって呼ぶな]
「ひなた、趣味悪いぞ。ロボットってもっと人間様に従順にしないとダメだろ」
[ダメじゃねーよ。すっこむのはお前のほうだ]

 TABOTのあまりの口の悪さに、たすくがドン引きしている。

「ちょっと電源オフにするから」

 慌てて電源を切る。
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