塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件
 中学二年生の夏休み明け、ひなたは新しい中学に転校した。
 緊張で早く目が覚めて、洗面所に行くとたすくに会ってしまった。

「お、おはようございます」

 蚊の鳴くような声で挨拶をする。サッカー部の朝練でたすくは早く家を出る。出くわしたことで驚いて、棚にあった整髪料の瓶をたすくの足に落としてしまった。

「ご、ごごめんなさい」

 床に膝をついて慌てて拾い上げ必死に謝ると、
< 13 / 311 >

この作品をシェア

pagetop