塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件

「あ。ありがとう。どうしたの? これ」
「家に沢山あって邪魔だから持ってきた」

 日々の暮らしに精一杯なひなたには、果物は高級品だった。

「上がっていく?」

 振り返ると汚部屋寸前で、部屋には下着すら干してある。……が、言ってしまった手前、外で待たせて掃除するのもどうかと思い、慌てて下着やその他見られたくないものだけ押し入れに突っ込んだ。

「ん」
「これ、座布団……」
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