塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件
──本当は新しい部屋を借りたいんだけど……。お母さんも今はお金に余裕がなさそうだし、貸してほしいなんて言いたくない。
正直今やっているバイトだけでは、色々足りないのだ。もう少し時給がいいバイトをするか時間を増やすか。
「なんか思いつめてないか。危ないバイトとかやめろよ。キャバクラとか」
「キャ、キャバクラ?!」
根っから陰キャのひなたには絶対に無理な職業だ。それにああいう仕事には女としての華やかさが求められるのでは。
「まぁヒナが露出したドレス着て、巻き髪してるのは似合わんか……。そうじゃなくてもメイドカフェとかコンセプトカフェとか、オタク向けのバイトもあるから。そういうのはやめとけ」
「メイド……」
「まぁ、ちょっとだけ見てみたい気はするけど、そういう男が寄ってくるバイトはやめておけ」