塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件
だが結婚に大事なのは中身だろう。尊敬する父親がそんなこともわからないという事実がたすくをひどく失望させた。ついでに母親の隣でいつもおどおどしている根暗そうな娘のほうも、見てるだけでうざったい。
高2の夏。突如できた義母と義妹の存在に苛立っていた。親の再婚が気に入らないと駄々をこねるのもしゃくに触るし、自分は大学に合格したら家を出る。
だからあと一年とちょっとだけ我慢したらいい。
──そうすれば自分のテリトリーを侵されることもない。