前世恋人だった副社長が、甘すぎる





そんなわけで、仕事を終えて川原さんに電話をする。

短いコール音のあと、


「穂花ちゃん?」


川原さんの明るい声がする。

その声を聞いて、不覚にも少しだけ孤独が和らいでしまった。

川原さんは矢継ぎ早に質問をする。


「仕事終わった?どこにいるの?迎えに行くから!」



怜士さんが月ならば、川原さんは太陽だろう。二人とも美形だが、そこまで対照的な二人。

二人は同級生だと言うが、気が合うのだろうか。

どんな話をするのだろうか。

気付くとやっぱり怜士さんのことを考えてしまい、慌てて首を横に振った。



< 180 / 258 >

この作品をシェア

pagetop