前世恋人だった副社長が、甘すぎる
そんなわけで、仕事を終えて川原さんに電話をする。
短いコール音のあと、
「穂花ちゃん?」
川原さんの明るい声がする。
その声を聞いて、不覚にも少しだけ孤独が和らいでしまった。
川原さんは矢継ぎ早に質問をする。
「仕事終わった?どこにいるの?迎えに行くから!」
怜士さんが月ならば、川原さんは太陽だろう。二人とも美形だが、そこまで対照的な二人。
二人は同級生だと言うが、気が合うのだろうか。
どんな話をするのだろうか。
気付くとやっぱり怜士さんのことを考えてしまい、慌てて首を横に振った。