前世恋人だった副社長が、甘すぎる
ホテルの通用口から外に出ると、すでにそこにはオープンカーが停まっていた。
見たこともない外車の、赤いオープンカー。これに乗ると注目を浴びるし恥ずかしい。
さらに、川原さんといるところを怜士さんに見られたくないとさえ思った。
「や、やっぱりお金持ちは違いますね」
なんて言いながらも、自分は至って普通の私服を着ていることに後悔した。
こんな高級カーに乗るのなら、ドレスでも着ておかないと。また、見窄らしいとか貧乏人だとか言われるんだ。