前世恋人だった副社長が、甘すぎる
初めて入る、スイートルーム。
大きな天蓋の付いたベッドに、大きな鏡。
部屋を抜けると、これまた豪華なシャンデリアの下がったリビング。
リビングのテーブルの上には、美味しそうなフルーツがバスケットに入って置かれていた。
その隣には、シャンパンのボトル。
全てが優雅で上質で、日常からはかけ離れている。
だけどそのフルーツ盛りを見て、お腹が空いたのも事実。
十二時に昼食を食べてから、今まで何も食べていないことに気がついた。
怜士さんも分かっているのだろう、ルームサービスで注文をする。
だが、その頼む量がまたおかしいのだ。
黒毛和牛のステーキに、エビのグラタン、ビーフシチュー、オムライス、生ビールに枝豆……生ビールに枝豆は、怜士さんが食べるのだろうか。