前世恋人だった副社長が、甘すぎる


だけど隣にいる怜士さんが嬉しそうで、

「どれでも好きなものを選んでいいよ」

なんて子犬のように寄り添ってくる。

ここで断るわけにはいかない私は、一番安いものを買ってもらおうと決心した。

だが、どこを見ても値札なんてないのだ。

もしかしてこの店は、客に合わせて値段も変える店なのか!?



私が値札を探しているのはバレバレのようで、

「穂花、どれでもいいんだよ」

怜士さんがくすくす笑っている。

「決められないなら、俺が選ぶよ」


そう言って怜士さんが選んだドレスは、金色のスパンコールが散りばめられたゴージャスなドレス。

こんなドレスを着たら、秘書が副社長よりも目立ってしまうと慌てた。

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