素直になれる、魔法の日に。
"てか、早くこっから出た方がいいんじゃない?"

ああ、そうだ…

"でも、このまま勝手に帰ったら…お金とか…"

"あいつ、今日は俺の奢りだから〜とか言ってたんだろ?"

まあ、確かに…

"それに今から戻ったらどう考えても危ないだろ"

そうだよね…

"俺、家まで送ってくから"

"え?!いやそんな…悪いよ、私が悪いのに。"

"いや、俺の責任でもあるだろ。今から帰ったら9時とかになるんじゃねーの?普通に危ないよ"

葉月…

"ありがとうね"

"ん"

葉月ってこんなに優しかったんだ…

いつもの葉月からは考えられないや。

"てか、葉月は何でカラオケに来てたの?帰っちゃっていいの?"

"あー、何か中学の時の先輩達に誘われて。もう会計も済ませて帰るとこだったから大丈夫"

"そうだったんだ"

"じゃ急ぐぞ"

私達は走ってカラオケ屋を出た。
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