運命の人
澪サイド
定時退勤日の水曜日に如月さんのご自宅に伺わせてもらうことになった。
でも自宅に伺うとなるとどうしても身構えてしまう。
「ふぅー…」
エントランスを抜けて如月さんの部屋の前に着くまで深呼吸を繰り返しても落ち着かない。
「緊張するなぁ…」
インターホンを押す手が震えそうだ。
それでも勇気を出してインターホンを押すと、ガチャっとドアが開き、如月さんが顔を覗かせた。
「お疲れ様」
如月さんの優しい笑顔と声にドキッとする。
「お疲れ様です」
緊張しながら答えると、如月さんはドアを大きく開き、中に入るよう促してくれた。
「お邪魔します」
ドアを開けてくれている如月さんの横をすり抜けるようにして入り、用意されているスリッパをお借りして室内へと足を踏み入れた。
「綺麗…」
部屋には余計なものがほとんど置いていない。
まるで高級なホテルにでも来たかのような綺麗さに驚いた。
そしてなにより広い。
「一人暮らしなんですよね?」
「そうだよ」
如月さんはアイランド型のキッチンに立ち、手を洗いながら答える。
「通勤に便利だから思い切って買ったんだ」
一体、いくらしたのだろう。
下世話なことだから聞かないけど。
「でもこの広さ、持て余しませんか?4、5人いたって十分暮らせますよ?」
「じゃあ一緒に暮らす?」
まさかそんな風に言われると思っていなかったのもあって、考えもせず反射的に首を横に振ってしまった。
定時退勤日の水曜日に如月さんのご自宅に伺わせてもらうことになった。
でも自宅に伺うとなるとどうしても身構えてしまう。
「ふぅー…」
エントランスを抜けて如月さんの部屋の前に着くまで深呼吸を繰り返しても落ち着かない。
「緊張するなぁ…」
インターホンを押す手が震えそうだ。
それでも勇気を出してインターホンを押すと、ガチャっとドアが開き、如月さんが顔を覗かせた。
「お疲れ様」
如月さんの優しい笑顔と声にドキッとする。
「お疲れ様です」
緊張しながら答えると、如月さんはドアを大きく開き、中に入るよう促してくれた。
「お邪魔します」
ドアを開けてくれている如月さんの横をすり抜けるようにして入り、用意されているスリッパをお借りして室内へと足を踏み入れた。
「綺麗…」
部屋には余計なものがほとんど置いていない。
まるで高級なホテルにでも来たかのような綺麗さに驚いた。
そしてなにより広い。
「一人暮らしなんですよね?」
「そうだよ」
如月さんはアイランド型のキッチンに立ち、手を洗いながら答える。
「通勤に便利だから思い切って買ったんだ」
一体、いくらしたのだろう。
下世話なことだから聞かないけど。
「でもこの広さ、持て余しませんか?4、5人いたって十分暮らせますよ?」
「じゃあ一緒に暮らす?」
まさかそんな風に言われると思っていなかったのもあって、考えもせず反射的に首を横に振ってしまった。