狂愛〜虎を照らす月〜
「お初にお目にかかります。
何度かお邪魔させていただきましたのに、ご挨拶もせずに申し訳ございません。

私、龍虎会が濱田組組長を父に、末の娘
濱田深月と申します。

この度、岳さんとお付き合いする事になりました。
未熟者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。」


親父を見れば、俺と同じ様に目を開けて驚いている。


そして、俺を見て親父はフッと笑った。
完全に認めたな。


「顔を上げなさい。」


「はい」


深月は顔を上げた。


「ほら、座って」


「失礼します」

そう言って、座布団を直して、座り直した。


「深月。お前はもう、うちの娘だ」

は?

早くねぇか?


深月も驚いて俺を見た。
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