狂愛〜虎を照らす月〜
「うん、、、。でも、岳が好きなの。
ちゃんと言わなくてごめんなさい」


かわいい。
かわいすぎる。

いつもの威勢の良さはどこいった?

「深月。俺は、身の回りの世話をして欲しくて結婚したいんじゃない。
お前を、深月を愛してるから結婚したいんだ」


「岳、、、、」

そう言って、深月は右の頬に一筋涙を落とした。

綺麗だ。

こんなに綺麗な涙は見た事がない。


俺は思わず抱きしめた。


「深月。
こんな俺と、1人で出歩く事もできない、こんな俺と、結婚してくれて、ありがとう。
命に変えても、お前を守るから。
全身全霊で、お前だけを愛すると誓う」


「そんな、、。
岳の弱みになりたくない。
仕事の邪魔したくない。
それでも、最後には私の所に生きて帰ってきてほしい」


「ああ。約束する。
お前を置いては絶対に死なないから。」
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