狂愛〜虎を照らす月〜
そんなこんなで、なんとか1時間ほどのドライブが終わり、目的地の別荘についた。


ここに来るまでに、何回命の危険を感じた事か。
何度も心臓が止まるかと思った。


そして、最後の最後に、見事な斜め駐車をお披露目してくれた。

「お、おつかれ。深月。運転楽しかったか?」


「うん!!楽しかった!!ありがとう!!帰りも


「深月さん。帰りは、俺がしますよ?
これからBBQですし、お酒も飲むでしょう?」
朔がすかさず、さえぎった。


「あ、そっか!!それじゃ、帰りはよろしくお願いします」

よ、良かった。
ナイスだ、朔。

「それじゃ、BBQまで、プールはいるか?」


「入るー!!いえーい!!」
上機嫌だな。


俺達は、3人顔を合わせて無事に生きてここに辿り着けた喜びを、目で語り合った。

まさか妻にこの命を預けたとは言え、こんな早々に身の危険を妻から与えられるとは思ってもみなかった。

とにかく、全員無事で良かった。
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