狂愛〜虎を照らす月〜


「行こう!!」
深月は、そんな俺達には全く気づく様子もなくニコニコと見上げてきた。

俺も深月を見下ろし頷く。

すると深月は、サングラスを外し、せっかく巻いていた布も何の躊躇もなくバーンと外した。

惜しみなく、ケツも腰のデカい虎も披露しやがった。


ちょ!おい!
嘘だろ!?
それ外すのかよ!!


そんな俺を置いて、深月はタタタタと走ってそのまま勢いよく頭から見事な飛び込みを見せてプールに入った。

もう、全員あんぐりだ。
だよな。


そして、プハーッと顔を出した。


「気持ちー!!岳も早く!!」


しょうがねぇ。
プールに入ってれば、ケツは見えないしな。

「今いく」

俺もサングラスを外して、頭から飛び込んだ。

そして深月の所まで行くと、ザバっと顔を出した。

髪を後ろにかきあげる。

深月はそんな俺を見て、目を大きく開けたあと、クスッと笑った。

なんだよ。かわいいな。

他に誰もいなかったら、キスしたい所だ。
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