狂愛〜虎を照らす月〜
この2人からも、プンプンと臭ってくる。

「兄貴は今、会えない。部屋へ大人しく戻ってくれ」
朔さんが言う。
朔さんも敬語がなくなっている。


「それなら訳を言いなさいよ!!」


陸さんと朔さんが、2人顔を合わせる。
そして、ハァと1つ深くため息をついた。


「深月ちゃん。あんまり、仕事の話は話したく無いんだが、、、
兄貴は、今日仕置きをしてきた」


仕置き?
紗理奈が言ってた。

拷問だよね。


「それで、、、俺たちは今、アドレナリンが出てて、極度の興奮状態なんだよ。意味わかるな?あんたも、この世界の娘ならわかんだろ」
陸さんが、ギラついた顔で言う。

何も言わない私に、朔さんが言う。

「兄貴は、もうあんたと結婚したから他の女は抱かない。
かと言って、深月さん1人では手に負えないんだよ。
わかってくれ。
深月さんのために、兄貴は籠ってんだ」

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