狂愛〜虎を照らす月〜
「おい。嘘だろ?お前、すんげー美人だって事、自覚した方がいいぞ。
俺が一目惚れするくらいなんだからな?
俺、女嫌いだったんだぞ?」
そうだった。
忘れてた。
「ど、どうも。あはは」
「全然、わかってねぇな。
とにかく、今日も絶対俺から離れんなよ?
こんな綺麗な格好して、本当に。
襲っちまいそうだわ」
「ちょっと!!」
「ははは。冗談じゃないけど、我慢はする。
帰ったら覚えとけな」
そう言って、岳は私のおでこにチュッとキスをした。
「これだけ?」
「はぁ。お前、マジで。
我慢するって言ったろ。
何も聞いてねぇな。
これ以上キスしたら、止まんねぇぞ」