狂愛〜虎を照らす月〜
「わかった!」
「もう少し、頑張ってくれ」
「任せて!」
そう言って、ニコッと俺を見上げる。
抱きたい。このまま。
一瞬また瞳に熱が籠ったが、なんとか耐える。
「深月。本当に。かわいいなお前。帰ったら、お前もゆっくり食うからな」
俺は、深月の耳元で囁いた。
深月は不意を突かれたように、驚いた顔をして、ボッと顔を赤くしてしまった。
本当にかわいい。
「クククク。深月。あんまりかわいい顔、他の奴に見せんな」
そう言って、俺は深月を引き寄せ髪にキスをした。
また、ザワつく。
ったくよ。
見せもんじゃねぇんだよ。
「オーナー。落ち着いて下さい」
後ろから、朔が耳打ちする。
「わかってる」
「本当かよ」
陸がつい、いつものように突っ込む。
「おい」
「失礼しました」
ペロっと舌をだして、肩をキュッと上げた。
全然、悪いと思ってねぇ。