狂愛〜虎を照らす月〜
パーティーも終わって、一般のやつらが会場を後にするのを待ち、龍虎会のやつらだけが会場に残った。

深月は、陸と朔と一緒に話しをしている。

俺は滅多にこういう場には顔を出さない。
今日は、主催が勝己だったからだ。

勝己は、龍虎会の傘下ではあるが、友人でもある。



「岳。どうもな。奥さん連れてきてくれて。」

勝己は、一応組員の目もある為、小さな声で話す。
学生の頃とは違ってなかなか、友人として会うことはない。

「ああ。お前も、変わりなさそうで良かった。
今度、落ち着いたら子供も見せに来い」


「ああ。そのつもりだ。しかし、よくあんな美人捕まえたな。濱田んとこの娘なんだろ?」


「ああ。俺のクラブに来てたんだ。」


「ほーう?俺、長男の雅也とは割と仲良くしてるけど、末に妹がいたなんて知らなかったわ。でも、あんなに別嬪なら隠すか」


「ああ。一切、こっちには近づけなかったみたいだからな。俺も、そのつもりだ」


「そうだな。それがいい。うちは、女は出てこなくていいしな。」


「ああ。今日は特別だ。」


「ははは!それじゃ、レアなツーショット見れたんだな」
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