狂愛〜虎を照らす月〜
そして、再び深月が眠った頃、電話が鳴る。

俺はベッドからそっと出て、携帯を見る。

"榊"

そのまま、さっとガウンを羽織ってチラッと深月を見てから、部屋を出た。


「はい」


「おお。取り込み中だったか?」


「いや。終わった」


「悪いな。こっちも終わった。」


「ああ。それで?」


「やっぱり、うちとお前んとこをぶつけようとしてたみたいだ。
んで、それぞれに連絡する前に、お前らが先に乗り込んじまったらしいな。」


「フッ。そうか。バカだな」


「ああ。それより、お前んとこの弟2人。」


「ああ」


「イカれてんな。」
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