狂愛〜虎を照らす月〜
「クックックックッ!やべぇな」


「あー、あはははは。ご、ごめんね?」


「いや。さすがだわ。」


「はははは」

深月は、渇いた笑い声を出す。


「何かと思ったな?あんな車で、こんなとこまで来たのかよ」

バカだ本当に。クックックックッ。

すると、また変な音が聞こえてきた。


ガコンガコンガコンガコン!!
ギギギギ!!


俺は、咄嗟に深月を自分の後ろに隠す。


すると今度は、またもやフロントバンパーが潰れて、ガラスも割れてオープンになったエスカレードが入ってきた。


陸と朔だ。


女んとこじゃなかったのか!?


「兄貴ー!!」

「深月ちゃーん!!」


オープンになったフロントから大声を出して、手を振りながら庭に入ってきた。


どいつもこいつもバカばっかだ。
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