狂愛〜虎を照らす月〜
濱田組の娘か。

なら、迷う事ないな。

お前は、俺がもらう。

一般人ならと思ったが、同業なら遠慮はなしだ。


しかも、濱田んとこなら誰も何も言わないはずだ。


濱田組は強い。
うちの傘下ではあるが、実力では群を抜いてる。


まずはあの熊からだな。

大人しくよこすだろうか。



いや、その前に親父か。


「親父。岳です。」


「入れ」


「失礼します」


「どうした。かしこまって」


「親父。俺、結婚したいんだが」


「おお。どこの誰だ?」


「濱田組の娘。濱田深月」


「なんだって!?深月!?」


「親父、しってんのか?」


「ああ。昔はうちにも遊びに来てたぞ。お前は覚えてないか」


「ああ。全く」


「んで?どういう風のふきまわしで?お前、女嫌いだったろ」


「、、、、、。一目惚れだ」


「ブッ!ははははは!そうかそうか。惚れたか。深月に。ありゃ、さぞ別嬪だろうな?」


「ああ。とんでもねぇ別嬪だ」


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