狂愛〜虎を照らす月〜
人の気も知らないで。


終始、こないだ抱き合った記憶が繰り返し頭の中にリフレインしてきて、耳が赤くなってるのを感じる。


え、泊まりって、、


す、するよね?


あ、でもからかってるだけかな?

紗理奈んちに泊まる予定だったから、単純に別な部屋で寝かせてくれるだけなのかも。


そう思ったら、なんだか気が抜けて、1人で勝手にドキドキしてるのもバカらしくなって、すっかり考える事をやめた。


そして、まもなく見覚えのあるどでかい日本家屋の屋敷についた。


改めて見ると、ただならぬ雰囲気を出している。


そこら中に、防犯カメラが配置されていて、門の前には黒服が2人立っていた。

要塞のように囲われた門の前に着けば、自動で重厚な門が開く。

車がヌルッと入っていく。
後ろからも護衛の車が付いてくるのを確認できた。

そして、ギギギとまた門がピシャリと閉じた。


すんげー。
極道って感じだ。

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