パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 その言葉に安堵したのか自分でもわからなかった。ここに一緒に泊まると決まってから、そのことを考えてしまい落ち着かなかった。
 そんな邪推をしていた自分を反省していると、不意に横に彼の気配を感じた。

「一緒の部屋でも俺はもちろんいいよ」
「なッ……」

 見透かされていた気持ちに、私は狼狽してしまう。きっと顔は真っ赤で口は何も言えずパクパクとしてしまっている。
 そんな私を見て、恭弥さんはクスっと笑うと、ポンと私の頭に触れた。

「俺が弥生を見てるから、家の中確認して」
「はい」

 慌てて返事をして、私は部屋から出て外から玄関へ回った。
 吹き抜けの玄関を入り、あの日話をしたリビングに足を踏み入れる。
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