パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 いつメイクルームに着いたのか、後ろから聞こえた恭弥さんの声に私は振り返った。

 ダークブルーのスリーピースに胸元にはワインレッドのチーフ。身長の高い彼にとても似合っていた。

「行こうか」弥生を抱き上げ、もう片方の手を私に差し出す。

その手をそっと取ると、私たちは会場へと向かった。シャンデリアが輝き、優雅な音楽がながれているその会場は、二年前と錯覚するような場所だった。

各界のVIPや著名人がたくさんいた。

「恭弥」
そんな中現れたのは、彼の両親であの時は元樹に紹介されたが、今回は違う。説明はしてくれていると聞いていたが、お義父様たちがどう思っているか不安でしかたがない。

「ご無沙汰しております」
 深く腰を折った私に、恭弥さんが私の肩を抱き寄せる。

「話してあった通りだ」

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