パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 そう思いつつ、私は席を立とうとした時だった。

「教えて欲しいことってなんだった? それに誕生日なんだよな。もう少し祝わせて」
 そう言えば、そんなことを言って誘ったことを思い出す。もちろん、彼のようなハイスペックな人に尋ねることなど、すぐに思い出せず口ごもる。
 そして、私の誕生日を祝いたいと言われ、素直に嬉しさがこみ上げる。
「いくつになった?」

「二十六です」

「そう、おめでとう。君、何かお祝いのケーキでも」

 バーテンダーに視線を向ける彼を、私は慌てて制する。

「あの、恭弥さん、申し訳ないです。大丈夫です。私が聞きたかったことは恭弥さんのことです」

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