パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 そこで一度言葉を止めると、さやかは俺に距離を詰める。

「そうね、久しぶりに食事でも行かない?」
「行くわけないだろう? 自分がしたことを忘れたのか?」
 小声だが低い声でそう言うと、さやかは「怖いわね」と俺から離れた。

「ねえ、恭弥」
「なんだ」


 他人が見たら見惚れてしまうようなさやかの表情だが、俺は焦る一方だ。もし咲良に何かあったらと考えると気が気ではない。

「彼女のことなんてどうでもいいじゃない。久しぶりにあった私との時間も大切でしょう? それに、ただあなたから逃げたかっただけかもしれないわよ」

 さやかの言葉を聞いて、俺は少しだけ思案する。弥生の存在を知り、半ば強制的に結婚を迫ったことは確かだ。
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