パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 でも、責任感が強い咲良が、俺や、ましてや弥生を置いてどこかに消えるなどありえない。

「彼女はそんな人間じゃない」
 きっぱりと言い切った俺に、さやかは初めて表情を歪めた。

「そんなことわからないじゃない。身体を使って、子供を盾にするような女……」

「黙れ!! それ以上彼女を侮辱すると許さない」
 弥生をひとりで産み育て、あんなにいい子に育ててくれた咲良。俺にとって、誰よりも大切な人だ。

「私を選ばないと、後悔することになるのに」

「は?」

 知らないと言っておきながら、苦し紛れなのか物騒な発言をした彼女に、俺は目を見開いて視線を向けた。
 
 そう言うと、後ろにいたマネージャーに、あごで合図をする。
 表情を歪めながら歩いてきた彼の持っていたタブレットを見て俺は青ざめる。
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