パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 〝やり直したい”それがこのプロポーズのことだったとわかる。結婚を申し込まれ、了承をして終わりだと思っていた。

 こんな夢のようなプロポーズをされることなどないと思っていた。

 それに、今日は自分から告白をするつもりだったのに、また先を越されてしまった。
 いつもいつも、恭弥さんは私を驚かせる。

『愛してる』

 どんな言葉よりもうれしくて幸せを運ぶおまじないのような言葉。
 じわじわとその単語が心の中に浸透していく。

 胸がいっぱいで何も言えない私に、恭弥さんは私の花束を渡すと、ジャケットのポケットから何かを取り出した。
 
 それは小さなビロードの黒い箱で、ゆっくりと彼はそれを開ける。そして、中からきらきらと光る指輪を取り出した。

「今日に間に合ってよかった」
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