パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
「咲良さん、あまり食欲ないの? 大丈夫?」
 お義母様の心配そうな顔に、私は笑顔を向ける。

「大丈夫です。心配しすぎなんですよ。恭弥さん」

「それは、否定しないわ。本当に昔の恭弥は何だったのかと思うわ」

 困ったような表情を浮かべつつ、ため息をついた。しかし、その後優しい母の顔で微笑む。

「でも、今のほうがずっといいわ」

 感慨ぶげに言った後、お義母様はパンと手を叩いた。

「さあ、行きましょうか。式は身内だけだからたっぷり恭弥も咲良さんの姿を見ればいいわ。でも披露宴ではきちんとしてもらわなきゃ」

 それは大丈夫だろう。なんだかんだ言って、仕事になればいつもの完璧な恭弥さんのはずだ。

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