パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
ずっとにぎやかな家にいたため、あえて個室にしてくれたのだが、さみしくなる日もある。
「咲良、調子どう?」
仕事終わり、弥生を抱いて面会に来てくれた恭弥さんに嬉しさが募るが、私は一番に弥生を抱きしめた。
「弥生、お利口にしてる?」
キュッと小さな手で私に抱き着く弥生。泣き出してしまうのではないかと思っていた時だった。
「ママ、いいこ、いいこよ」
そういうと、私がいつも弥生にするように、頭をなでてくれる。
「弥生……」
そんな私たちを見て、恭弥さんは私のそばにある椅子に座る。
「咲良が入院して、弟が生まれるために頑張ってるって話をしたんだ。そしたら、朝も泣かなくなった」
やわらかな優しい瞳でそういうと、恭弥さんは私と弥生を見た。
「だから、咲良は心配しなくていい。今は元気に出産することだけ考えて」
その言葉に私の涙腺は崩壊してしまう。
みんな、この子を待ってくれている。そのために、成長してる。