パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 確かに話せたということに嘘はないが、まさかこの後誘われたなど言うことはできない。

「元樹は? 花恋さんと話せた?」
「まあ。でも仕事中だから」
 確かに、彼女はパティシエとしてこの場にいるのだ。そんなに話すことはできないだろう。

「とりあえず、仕事が終わるまで待ってみようと思うんだけど」

「私なら大丈夫。タクシーでも拾うから。うまくいくといいね」
 なんとか笑顔を作って伝えれば、元樹もうなずいた。

「じゃあ、少ししたら私帰るから」

「またこの埋め合わせはする」
 申し訳なさそうに言う彼に、私は小さく手を振った。
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